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20134/4

足利市長選挙2013公開討論会


2013年4月3日(水)、足利市民プラザ文化ホールにて、足利市長選挙2013公開討論会が開催されました。

主催は足利市長選挙2013公開討論会実行委員会。「あしかがのこと。」を発行している私たちNPO法人コミュニケーション・ラボも、実行委員会メンバーとして事前の準備から当日の運営まで行いました。

当記事では公開討論会当日の雰囲気をお伝えするとともに、後日録画放送予定のわたらせテレビでのテレビ放送および足利テレビでのインターネット放送についてもお知らせします。


(プライバシーのためぼかしを掛けています)

 当日は19時開会のところ、1時間以上前から我先にと受付される方が大勢いました。

今回、特定の人たちの席が並ぶことを避けるため、受付時に席番号の書かれた札を渡し、登壇者が見やすい席から座って頂くという形を取りました。

これは実行委員会が「公平な討論会にするためにどうすれば良いか」ということに細心の注意を払いながら準備を進めた中で出され、実行に移された運営アイディアのひとつです。

 

入場者は主催者発表で686名。足利市民プラザ文化ホールの1階席が満席、2階席が半分ほど埋まりました。

入場者の大半がお年寄りで、若者を見かけても自分たちの知り合いが多い印象があります。入場者数から見れば討論会を開くことの意義も、また市民の皆さんの期待も非常に高いということができますが、若者への情報発信や集客をどうすれば良いのかが今後の課題でもあります。

午後7時、公開討論会は定刻どおり始まりました。

登壇者は3名、左からコーディネーターの川端秀明 氏、立候補予定者のいずみ聡 氏(新人、元朝日新聞宇都宮総局長、49歳)、立候補予定者の大豆生田みのる 氏(現職、47歳)。着席されている方は討論会の内容を手話で伝える方です。立候補予定者の着席位置は事前に抽選で決定されました。

 討論会は各立候補予定者3分間のファーストアピールの後、クロストーク形式(※)で行われました。セッションは次の5つです。

  1. 足利市の経済・産業のあり方、その対応政策について
  2. 足利市の教育環境のあり方、その対応政策について
  3. 少子高齢化・人口減少、その対応政策について
  4. 任期中に取り組むべき最重要政策について
  5. 立候補者が思う足利の素晴らしい所、伸ばすべき所について

※クロストーク形式とは、立候補予定者2名をA、Bとすると、まずAさんがその話題について話をし、Bさんがそれに対して質問をするという流れのディスカッション形式のことです。

今回の討論会では議題に対する話し手の持ち時間が細かく定められていましたが、時間切れを伝えるコーディネーターのベルは一度も鳴りませんでした。むしろ決められた時間よりも議論が手短になることが多く、例えば3分のところ2分で終了する場面が多々ありました。そのためもあり、予定時間の午後9時よりも早い午後8時20分頃、閉会となりました。

 **********

本記事では当日の様子や話し合われた内容を簡潔にご紹介しましたが、実際の討論会ではもちろん、この記事には書かれていない中身の"濃い”ディスカッションがなされました。足利の行く末を考える際に最近耳にすることの多い「県や国とのパイプ」「入札」などのキーワードについてのディスカッションもありました。

先にあげた1~5の議題について、各立候補予定者の‟生の声”を聞くことは、それぞれの立候補予定者の主義・主張をより明確に理解する手助けとなるはずです。公開討論会に足を運べなかった方や、足を運んだけれど内容をもっと吟味したい…という方は、ぜひテレビ放送、ネット放送をご覧いただき、自分の目と耳で今回の市長選挙を判断していただけると嬉しいです。

<本日の公開討論会の放映予定>

わたらせテレビ わたらせチャンネル(111ch)

  • 4月7日(日) 19:00~
  • 4月11日(木) 19:00~
  • 4月13日(土) 19:00~

足利テレビ(インターネット放送)

e-みらせん(インターネット放送)


※この記事に掲載されている情報は取材当時(2013/04/04)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

※見出し、記事、写真の無断転載はご遠慮ください。

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山田 雅俊

特定非営利活動法人コムラボ 代表理事、あしかがのこと。発行責任者。本業はIT屋。システム開発、Web製作、ICTサポートの経験を生かし、地方都市における情報格差に対し企業・NPO法人の両方から取り組む。趣味のカメラで子どもたちを撮るのが楽しみ。

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