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20141/2

一麟(いちりん)、足利のラーメン店


ラーメンのおいしい季節がやって来ました。今回は「一麟(いちりん)」さんをご紹介します。

一麟さんで頂いたのは「排骨麺(ぱいこうめん)※」と呼ばれる豚肉の唐揚げ乗ったラーメンです。油の乗った大きな豚のからあげとさっぱりとしたスープ、のどごしのよい麺の組合せは今までに食べたことのないおいしさです。

「食べたことのないおいしい感覚」とは? それはいくつものコダワリが詰まった丼の中にあります。その中でも一番驚いた麺についてご紹介します。

麺は毎日、お店で自家製麺されています。使用されている粉は「白椿」と呼ばれる最高級の粉。「白椿」実は通常うどんに用いられる粉で、弾力ともちもち感、つるつるしたのどごしが特徴です。この最高級粉の麺をゆでた後、さらに弾力を増すために冷水で締めるという手間をかけています。モチモチ、つるつるした食感、本当に何杯でも食べられそうな味です。麺は「手延べ」「細麺」「手打ち・平麺」の3タイプから選ぶことができます。

麺一つとっても妥協しない一麟、一体どういうお店、店主なのでしょうか?一麟は昭和50年足利銀行本店(いまの商工会議所)横で創業。13年間その地で足利の人たちに親しまれてきました。その後、キンカ堂前の陽光台ハイツに移転。11年間、その地で街の変化と共に歩んだ後、現在の地、店主の自宅に移転し、現在まで愛し続けられています。

のれんを38年間守り続けている店主ですが、妥協しない姿勢から予想もつかない、笑顔が素敵でコック帽をかぶったお父さん。店主はもともと東京の有名肉料理店で修行し、多くの技術・料理について経験を積まれていました。その後ラーメン店に腕をかわれ転身。この修行の時の経験が現在の排骨麺をはじめとする一麟の料理に反映されているのです。ちなみに、コック帽は最初の修行のお店以来かぶっていらっしゃるそうです。(編集部・出村)

※排骨麺の起源

排骨麺に使われている肉は三枚肉とよばれる「肉・脂身・肉」が交互に現れる部位。食べ応えのあるボリュームと脂の美味しさがしみ出して病みつきになりそうです。しかし、かつての日本ではあまり食されていなかった部位でした。「三枚肉の有効かつおいしい調理法はないものか?」そこで目をつけたのが、もともと中国料理にある排骨麺でした。それが日本での排骨麺の始まりでした。

一麟

場所一麟(いちりん)
足利市福居町836-2
備考住宅街の中の細い道沿いにあります
営業時間:11:30~21:00(休憩:15:00~17:00)
定休日:月曜・火曜(祝日の場合は翌日)

※この記事に掲載されている情報は取材当時(2014/01/02)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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出村 哲朗

1987年富山県産。地元の商船高専を卒業まで富山で過ごす。大学編入学で桐生市へ移り住み、現在足利市在住の地方からのIターン組。足利というこの街で全国に通用する生き方・暮らし方・つながりを発信していけたら...と思っています。

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