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マスターの石原祐希さん

20171/26

コーヒーカップに凝縮された香りと旨味の世界「GRIMM CAFE′」


見つけた!コーヒー好きに教えたい店

足利市立美術館北の通2丁目交差点から東へ100m程歩いたところにある【GRIMM CAFE′グリムカフェ】。店先には黒板に描かれたホットドックの手書きイラスト、アコースティックギターと味のあるベンチが置かれ、ドアを開ける前から来店者の気持ちを楽しませてくれます。心地よい音楽とコーヒーの芳しい香りのする店内。壁面造りつけの棚には形の異なるカップがいくつか飾られ、カウンターに目をやると数種類のコーヒー豆が並んでおり、コーヒーへのこだわりを感じます。そんなお店のマスターである石原祐希いしはらゆうきさんにお話を伺いました。

「グリム」に込められた思いとは?

通1丁目にあるライブハウス【SOUNDHOUSE PICOサウンドハウス ピコ】のオーナーでもあり、ご自身も学生時代から音楽に親しんでいる石原さん。「みんなが気軽に立ち寄れる場所をつくりたい」という思いで2015年1月にこのお店をオープンさせました。店名の由来は『ヘンゼルとグレーテル』や『白雪姫』など、兄弟で数々の童話を生み出したあのグリム兄弟から。兄(PICO)と弟(GRIMM CAFE′)が協力し、ここから新しい物語を始めようという思いが込められているそうです。音楽への気持ちが熱いマスターですが、カフェで提供するコーヒーにも同じくらい思い入れがあり、豆は、市内にある【自家焙煎珈琲豆家 ひなの】から仕入れています。焙煎してから一週間以内の豆しか販売しないこだわりのお店です。

入ってすぐ左手にロゴの作成過程とstoryを描いた黒板

入ってすぐ左手にロゴの作成過程とstoryを描いた黒板

マスターが衝撃を受けた2つの豆

もともとコーヒーが大好きだというマスター。GRIMM CAFE′にはホットコーヒーはイエローブルボン・アマレロコーヒーとパカマラコーヒー(深煎り)の2種類があります。通常コーヒーの実は赤いのですが、黄色に熟し、より甘みが強くフレッシュな果実味があるのがイエローブルボン。身体にスッと染み入る優しい味わいと華やかな香りが特徴です。一方、パカマラは粒が大きく、特有の香りがあり、雑味がなく透明感のある味わい。フルーツを思わせる香りと、ワインのような風味が特徴です。「飲んだ時に衝撃をうけました。どちらもミルクがいらないくらい口当たりが良いです。ぜひ皆さんにも味わってほしいんです。」と石原さんは笑顔で話してくれました。

おいしさ引き出す3℃の温度差!

さっそくマスターおすすめのアマレロコーヒーとパカマラコーヒーを注文すると、カウンター越しに焙煎したての豆を挽いてくれました。「豆によってお湯の温度を変えます。アマレロは83℃、パカマラは80℃で淹れるんですよ。お湯の温度が高すぎると苦みが出ちゃうんです。」と話しながら、ハンドドリップにて一杯ずつ丁寧に淹れてくれました。GRIMM CAFE′ ではホット、アイス、カフェオレと全て違う豆をご用意しています。

アマレロコーヒー 400円(二杯目以降は半額)

アマレロコーヒー 400円(二杯目以降は半額)

喜んでもらいたいから手間は惜しまず

お店でゆっくり味わう時間がない時は、ドリンク全メニューとグリムドッグ(ホットドッグ)のテイクアウトが可能です。もちろんお持ち帰りでもコーヒーは注文を受けてから一杯ずつ豆を挽きドリップします。店内が混んでいなければ待ち時間は一杯5分ほど。「多少お時間はいただきますが、ぜひ挽きたて淹れたてをお客様に味わってもらいたいんです。グリムドッグもご注文いただいてから1品ずつお作りしています。」手間を惜しまず、お客様に喜んでもらいたいというマスターの温かい気持ちが伝わってきました。(記事執筆:石川由貴、デスク:山田雅俊、校正:茂木諭子)

参考文献

グリムカフェ 店舗情報

グリムカフェ外観

場所GRIMM CAFE′(グリムカフェ)
栃木県足利市通2-2654-11
備考URL:http://www.grimmcafe.com
TEL:0284-22-7005
OPEN:12:00、CLOSE 22:00(LUNCH 12:00~15:00)
座席:17席、個室なし、貸し切り可(20人以下)
分煙:(12:00~16:00まで禁煙)
定休日:火曜日(祝日の場合営業) 
駐車場:7台
Wi-Fi完備
アクセス:
【車でお越しの方】北関東道足利I.C.から車で約10分
【電車でお越しの方】JR両毛線足利駅から徒歩で約10分、東武伊勢崎線足利市駅から徒歩で約10分
【周辺観光地】足利学校から徒歩5分、足利美術館から徒歩3分

※この記事に掲載されている情報は取材当時(2017/01/26)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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石川 由貴

猫をこよなく愛する、足利歴5年目になる富山っ子。クラウドソーシング活用講座で、デザインとライティングの講座を受講し勉強中。絶叫系が大好きで、足利にきてから夢だったスカイダイビングにも挑戦。今後挑戦したいことはバンジージャンプ!

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