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20144/8

足利ひめたま痛車祭 出展者アンケート調査(第6回の統計調査より)


 

 筑波大学 人文学類 五十嵐大悟(学生)
 連絡先 s1010007@gmail.com

 2013年6月2日に行われた「第6回足利ひめたま痛車祭」に出展された痛車オーナー184人からアンケート用紙方式で統計をとりました。(※これは五十嵐が独自に行ったものです)

 参加者は男性が90%以上で、男性の平均年齢は28歳でした。

 

 痛車オーナーは埼玉、栃木、群馬など首都圏を中心に、さらには少数ですが愛知、宮城など遠方からも参加しています。これは、痛車イベントが広く集客効果を持つことを証明しています。オーナーの痛車祭への参加もリピーターが60%以上を占めており、次回のイベントに参加したくないと答えたものは1%のみであり、参加したいと答えた者は90%にのぼりました(他は無回答など)。また、痛車にかぎらずひめたまに関するイベントにも参加したいと80%以上が回答しました。

 あしかがひめたまのキャラクタそのものに関しては、痛車イベントに初めて参加するよりも前からキャラクタをよく知っていた人が32%、名前は知っていたという人が38%を占めました。また、キャラクタへの親近感がもともと強かったオーナーほど、痛車イベントを経験したあとのキャラクタへの親近感がより強まるという統計結果が出ました。さらに親近感が強くなったオーナーほど、キャラクタに関するイベントに参加を希望する傾向が強まることがわかりました。


 

 イベントへ参加したきっかけは友人からとmixi経由が多く、痛車ユーザーの友人関係で情報が共有されている様子がわかります。また主催からという回答も12%あり、痛車祭の運営の中心となっている実行委員の尽力があってこそということがよくわかります。

  痛車以外に楽しみなこととして、前夜祭(会場に前日に搬入を行い、痛車オーナーが交流しているもの)が41%でトップでした。次いで飲食36%、コスプレ31%、グッズ販売26%となっています。コスプレに関して、痛車オーナーの35%がオーナー自身または同乗者が「する」と回答しており、更に31%が「興味はある」と回答しています。当日会場では男性オーナーによる女装コスプレもあり、本イベントでは異性装や大きなものの持ち込み(例えば模造刀など)等が禁止されていないことで、様々なコスプレが広く楽しまれているものと思われます。

 なお、痛車オーナーは旅行やイベント参加時に地域振興に関して気にするかという問に対しては、気にはする、という回答が一番多く、地域振興企画であるから参加したということでは無いと思われます。


※この記事に掲載されている情報は取材当時(2014/04/08)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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