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手の届く贅沢。お寿司と季節の品々を楽しむ「いちえ」の平日限定昼の膳
「敷居が高いすし屋の垣根を取り払い、幅広い年齢層に親しんでほしいと思った」と語るのは、「食彩酒席 鮨 お食事 ふぐ料理 いちえ」の親方、菊地利行さん。「いちえ」は足利市伊勢町2丁目、JR足利駅から徒歩約5分の場所にあります。鮮魚が泳ぐ生簀や、軒下の酒林など、一見すると高級な寿司や懐石料理を思わせる佇まい。しかし「いちえ」では、菊地さんの食材やお客様への愛情から生まれた昼の膳を、リーズナブルにいただくことができます。
伝統の江戸前すし専門店からの転換
菊地さんは元々、東京・蒲田の「磯辺鮨」からのれん分けされたすし屋を、33年間、現在と同じ場所で営んでいました。しかし本店が約350年続いたのれんを下ろし、菊地さんもすし屋を畳むことを決意。その際、時代の流れを考え、「自分の技術を使ってもっと気軽に食べてもらえるお店」に業態転換することに。そして2006年11月に新装開店し、お客様や食材との出会いを大事にする「一期一会、一魚一会」の精神から、屋号を「いちえ」と名付けました。
平日限定の昼の膳「遊」に込めた想い
「いちえ」の特色のひとつが、開店当初からあるランチメニュー、平日限定の昼の膳「遊」です。前菜3点盛、だだちゃ豆のソースでいただく自家製豆腐、茶碗蒸し、季節の蒸し物、にぎり鮨、お吸い物、香の物、デザートの8品で1,450円(税別)。菊地さんの相棒、敦江さんが、もっと女性や若い世代に食べに来てほしいと考え、「自分がお客さんになった時に、少し背伸びをすれば食べられる価格」に設定したのだそう。
ランチにも親方厳選の食材を使用
趣向を凝らした「遊」の品々は、このお値段でいいのかと、お客さんが心配になってしまいそうなほど。この豪華な内容が可能なのは、ランチ用の食材を別途仕入れるのではなく、普段使う食材のなかからチョイスし、無駄をなくしているから。「お客様に食べてもらうことが前提なので、いくら良いものでも食べてもらえなければ食材がかわいそう」と菊地さんは語ります。にぎり鮨のマグロも、信頼の厚い築地の鮪仲卸問屋「八十八」から仕入れたものを使用しています。
和食や寿司の枠を超えた、自由な発想
菊地さんはご自身の料理を「無国籍料理」と呼びます。それは、前菜にチーズや豆板醤などを使用し、洋食や中華のテイストを取り入れることもあるから。「和食と相性の良いものになるよう試作を重ねています」と菊地さん。一方、茶碗蒸しには、春はあおさのしんじょ、秋はキノコのつみれなどが入り、和食の旬も感じることができます。そして、熟練の技が光るにぎり鮨まで楽しめる、昼の膳「遊」。どんな世代にも愛される、菊地さんのお料理のエッセンスが詰まっています。(記者:Kamasaka、写真・デスク:山田雅俊、校正:茂木諭子)
「食彩酒席 鮨 お食事 ふぐ料理 いちえ」店舗情報
場所 | 食彩酒席 鮨 お食事 ふぐ料理 いちえ 栃木県足利市伊勢町2丁目8-29 |
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備考 | 電話番号 0284-41-1025 営業時間 11:30~14:00(ラストオーダー13:00) 17:30~22:00(ラストオーダー21:00) 定休日 昼の部: 不定休 (要問合せ) 日曜及び祝祭日は予約制 夜の部:日曜日 駐車場 あり ホームページ: http://www.watv.ne.jp/~echie/ Facebook: https://www.facebook.com/ichie.sushi Twitter: https://twitter.com/echie_jp |
※この記事に掲載されている情報は取材当時(2017/12/26)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。
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