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あんこが入っていない!?鑁阿寺そばにある「はとや」のお好みたい焼き

20172/23

あんこが入っていない!?鑁阿寺そばにある「はとや」お好みたい焼き


足利観光の中心地、国宝である鑁阿寺の北門を出るとすぐ右手に見えるのは、昭和48年に開店した「はとやお好み焼き店」。奈良県出身のご主人、滝谷みずしさんと佐野市出身の奥様、美代子さんは、縁あって足利市に店を構え、今年で45年を迎えます。店先で焼かれるたい焼きの中で一番人気という「お好みたい焼き」について、ご主人の瑞さんにお話を伺いました。

「はとやお好み焼き店」ご主人の滝谷瑞さん

「はとやお好み焼き店」ご主人の滝谷瑞さん

「お好みたい焼き」って何が入っているの?

「はとや」のたい焼きは、あんことクリーム、そして「お好みたい焼き」の三種類。「お好みたい焼き」の中にはキャベツとベーコン、アクセントに紅生姜が入っていて、焼きたてを一口食べると、熱々のソースとマヨネーズが顔を出します。
ご主人の出身、関西といえば粉もの文化。「お好み焼きとたい焼きを組み合わせた『お好みたい焼』は関西人には馴染みがなかった」と話すご主人。どうして馴染みのない「お好みたい焼き」を作ろうと思ったのでしょうか。

関西ではピンとこない?!お好み焼き×たい焼きの組み合わせ

「学生のころから親しんできだお好み焼きを、たい焼きに入れることになるとは思わなかった」と話すご主人。「関西の人の反応はありますか」と質問したところ「ピンとこないみたいで、何それ?!って言うよ」と笑って話します。
15年ほど前、足利に初上陸した「お好みたい焼き」は足利市民にはもちろん、全国的にもめずらしかったそうです。その後、「お好みたい焼き」を出す店が足利にも一時的に増えていったそうですが、今でも続いているのは「はとやお好み焼き店」だけなのだとか。

はとや「お好みたい焼き」

はとや「お好みたい焼き」

開発に2年以上!関西の味を「はとや」独特のものにしていくまで

ご主人が「お好みたい焼き」と出会ったのは17年ほど前。甘いたい焼き以外に「はとや」独特のたい焼きを作りたいと思っていたところ、川崎市に住む親戚が「こんなものがある」と、神奈川で見かけた「お好みたい焼き」を紹介してくれたのがきっかけです。これは面白いと、自分の店でも出せるよう試作を始めました。関西のお好み焼きの味を残しながらも、足利の人々に長く愛してもらえるような「お好みたい焼き」を作りたい。そこで味のポイントになるのが中に入るソースとマヨネーズのバランスでした。中に入るお好み焼きとたい焼きの皮との組み合わせも難しく、販売に至るまで2年以上はかかっているのだそうです。

石畳散歩のお供に。「おこたい」の愛称で親しまれる人気商品

「はじめのうちは今ほどの人気メニューではなかった」とご主人は話します。時間をかけて地元の人に愛されるようになった「お好みたい焼き」は、リピーターが多いのも特徴。部活帰りの学生さんが「お好みたい焼き」を食べながら帰り、食べ終わったのでもう一度買いに戻ってきた、というエピソードもあるのだとか。今は学生達にはもちろん、観光客にも「おこたい」という呼び名で広まり、親しまれているそうです。「おこたい」を片手に石畳の散歩道を歩くことができる、そんな手軽さも人気のひとつかもしれません。(記事執筆:田嶋美歩、デスク:山田雅俊)

はとやお好み焼き店 店舗情報

鑁阿寺の北門を出るとすぐ右手にあります。

鑁阿寺の北門を出るとすぐ右手にあります。

場所はとやお好み焼き店
栃木県足利市家富町2247
備考営業時間:11:30~18:00(予約のみ18:30入店まで)

定休日:
毎週火曜
毎月第三水曜
その他水曜臨時休業になる場合があります) 

電話:0284-42-6998

その他:
個室なし、完全禁煙、カード払い不可、駐車場有

※この記事に掲載されている情報は取材当時(2017/02/23)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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田嶋美歩

田嶋美歩

足利市出身。15年ほど足利を離れていましたが子供の小学校入学を機に地元にUターン。クラウドソーシング活用講座で、ライティングとデザインの講座を受講した2期生。一男二女の母。保育、幼児教育を得意分野としています。時々たいこを叩いたりもします。

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