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ギャバン関東工場

20184/21

足利で工場見学穴場スポット発見! スパイスの「GABAN(ギャバン)」


以前は子ども向けのイベントだった工場見学が、今は専門誌が発刊されるほど人気を集めています。定員や開催日の関係で、抽選による見学や数ヶ月待ちとなる工場見学もあるなか、地元足利にあるコショウなどを製造販売するギャバン関東工場は比較的見学予約の取りやすい工場。「今は段々知られてきて、はとバスなどのツアーや東京や埼玉からも口コミで見学に来るようになった」と話すのはギャバン関東工場です。

見る・聞く・触れる・嗅ぐ・味わう工場見学ができる

株式会社ギャバンの関東工場は、2006年11月より、国内で2か所目の生産・物流の拠点として足利市大月町で稼働しています。外観や内装はコショウのパッケージカラーを取り入れたシルバーとブルー。脱臭装置など独自の空調システムを取り入れているため、建物外ではほとんど臭いを感じませんが、玄関を入った途端スパイスの香りが漂います。1時間程度の滞在でも洋服に香りがつくため「家に帰ってもGABANギャバンを感じてもらえます」と工場長は話します。

ギャバン関東工場で生産されるスパイスたち

ギャバン関東工場で生産されるスパイスたち


ギャバン関東工場 松本工場長

ギャバン関東工場 松本工場長

好みの香り・苦手な香りを体感し、スパイスを学べる

玄関の階段を上るとまず目に留まるのは、壁一面にある約30種類のスパイス毎に分かれたディスプレイ。そこにはスパイスごとに、収穫前の木になっている状態のスパイスの写真と小さなケースに入った現物、カードがあります。気になるスパイスのカードを手に取り機械にかざすと、大きなモニターにスパイスの説明や特徴、主産地、メニューなどが表示されます。小さなケースを開くと実物の香りが体感できます。

約30種類のスパイスディスプレイ

約30種類のスパイスディスプレイ

5名位の少人数から見学申し込みができます

関東工場では1200種類ほどの原料を使い、約1,600種類のスパイスを1日2万缶製造しているそう。見学はまず15分程度スライドを見ながら会社やスパイスの説明を聞き、その後工場の作業を2階から窓越しに見学します。機械による各種作業の他に、人の目や手による細かい確認作業も総勢90名の従業員で行われており、見学中は作業中所々で手を振って歓迎してくれます。ロビーなどに展示されている各種取り扱い製品を手に取ったり、スパイスを体感したりで所要時間は約1時間。お土産もあるので、自宅に帰ってもスパイスを楽しむ事ができます。

レア品!コショウのストラップを作って学べる

見学申し込みの際、「製造工程を学びたいのでストラップ作りがしたい」と伝えると、本物のコショウ入りのストラップ作りも体験できます。本体のラベルはフィルムをドライヤーで収縮して貼り、関東工場での製造量No. 1でもある原料のコショウを詰めます。中栓や蓋をして高熱でパッケージ袋を閉じて完成です。この小さなストラップ作りには工場で製品ができるまでの工程が凝縮されており、実際に自分で作る事によって製造過程の理解深める事ができます。

本物のコショウ入りのストラップ

本物のコショウ入りのストラップ

(取材記事執筆:大橋かおり、デスク:山田雅俊、校正:茂木諭子)

場所株式会社ギャバン 関東工場
栃木県足利市大月町1
備考電話:0284-44-5750
営業時間:9:00-17:00
休日:土日祝日
工場見学定員:5〜40名程度(事前に電話にて予約が必要)

※この記事に掲載されている情報は取材当時(2018/04/21)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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