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節分 鎧年越(足利の伝統行事)
2月3日は節分。各地で恵方巻きを食べ、豆まきが行われる中、足利では伝統行事の「節分 鎧年越(せつぶん よろいとしこし)が」行われました。
節分 鎧年越は鎌倉時代中期の1265年(約750年前)、足利尊氏をさかのぼること5代前の足利泰氏(やすうじ)が坂東武者500騎を鑁阿寺(ばんなじ)南大門へ勢揃いさせたのが始まりといわれています。
坂東武者を500騎勢揃いさせたのは、一族の結束を図るため。また、勢力の誇示とも。当時、500騎もの武者を集結させるということは相当なことで、その姿は圧巻であったといわれています。
大正3年に足利市内繊維業者を中心とした有志により復活し、平成26年で85回目を迎えました。(途中、昭和12年から26年まで休止)
今年の参加人数は、足利大田楽14名、鎧武者121名、幼年武者24名、少年誠心隊77名、少年甲冑隊5名、松明・大旆等補助役16名、そして、市内各中学校の立志を迎えた中学2年生少年甲冑隊・立志式武者24名の合計281名。
出発は通6丁目の織姫公民館。交通規制された県道桐生岩舟線(旧国道50号)を東へ歩き、国宝 鑁阿寺(ばんなじ)へ到着です。鑁阿寺本堂で行われる足利氏代々の供養と足利の繁栄を願った「願文(がんもん)」の拝読、鬼払いの儀式である「追儺式(ついなしき)」は境内に身動きの取れないほど見物客が集まり大変賑わいました。今年は例年に比べ暖かかったためか、去年鑁阿寺が国宝に指定されたためか、人が多かったように思えます。
今回、私たちNPO法人コミュニケーション・ラボからも、当日の動画・写真の撮影取材と、実際にメンバーが節分 鎧年越に参加しました。動画は後日公開、参加レポートはこちらをご覧ください。
資料提供:足利市役所 秘書広報課 広報広聴担当
動画・写真撮影:今 圭吾、山田 雅俊(あしかがのこと。編集部)
※この記事に掲載されている情報は取材当時(2014/02/06)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。
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山田 雅俊
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