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20157/16

ル・ボンヴェール ~足利にある昔ながらの喫茶店~


今回ご紹介する喫茶店は、足利市通3丁目にある「ル・ボンヴェール」。フランス語で「緑の風」という意味のこのお店は、繊維・織物業で栄えた時代を感じさせる重厚な石造りの建物である旧足利銀行本店(現・足利商工会議所 友愛会館)の中にあります。

ル・ボンヴェールのマスター 飯島 丈博さんにお話を伺いました。

—開店のきっかけは?

ル・ボンヴェールは、1995年頃に私の母とパティシエである姉が2人で始めたお店です。姉は、フランスに本校があるル・コルドン・ブルー(http://www.cordonbleu.co.jp/)で洋菓子全般を学びました。その後東京のケーキ屋などで経験を積んで地元足利に戻り、ケーキの販売を中心にやっていました。しかし「せっかくなら同時に喫茶もあった方がいい」という母の考えもあり、東京でコーヒーの勉強をし喫茶店ル・ボンヴェールを開店しました。

開店にあたり、こだわったのは新鮮な素材と味です。とにかくおいしいものを提供したい。そして、お客さんにくつろぎの空間でケーキとコーヒーを楽しんでいただきたいとの思いがありました。

2006年、旧足利銀行本店の場所に足利商工会議所が移転しました。この時に何とか喫茶店を会館の中に作りたいという話をいただき、現在の場所に移りました。

ル・ボンヴェールのマスター 飯島 丈博さん

ル・ボンヴェールのマスター 飯島 丈博さん

—最初はお母さんとお姉さんで始められたのですよね。飯島さんがマスターになったきっかけは?

私は、もともと足利市内で会社員として働いていました。しかし、父が脳梗塞で倒れ、店をやりながら介護をしている母を見て2001年に会社を退職し、家業に入りました。店を手伝いながら、1年間東京にある洋菓子とコーヒーの学校に通い、勉強をしてきました。

—ネットで検索すると「ケーキのおいしい喫茶店」という感想を書いている方がいらっしゃいました。

多くのお客さまに愛されているケーキは、定番商品から季節のフルーツを使用したものまであります。一番人気は、四万十(しまんと)の栗を使った「和栗のモンブラン」。栗の味が強く栗好きな人には癖になるそうです。また、10種類近いフルーツを使ったフルーツのロールケーキ、どこか懐かしい味のチーズケーキなど、店内で食べていく方だけでなくお持ち帰りをするお客様もいらっしゃって夕方には売り切れてしまう日もあります。

その他、ダックワーズやマドレーヌ、パウンドケーキなどの焼き菓子は注文でお作りしますのでお問い合わせください。

ル・ボンヴェールのケーキ

取材当日はほぼ売り切れてしまっていたので、後日飯島さんから写真を送っていただきました。

—コーヒーとケーキを頂きましたがおいしかったです。

コーヒーや紅茶は、ケーキに合うものをと思っています。コーヒーは紀州備長炭炭火焙煎の豆を使った深い味わいの種類を多様に揃えております。紅茶も、フランスダマン社のさまざまなフレーバー茶でケーキに負けないおいしさです。

—カウンターの奥にきれいなカップが並んでいますが、これは?

ル・ボンヴェールの食器は、もともと繊維業を営んでいた母が、趣味で集めたものです。「せっかくのいいカップを飾っておくだけではもったいない。カップは使ってこそ価値がある」そんな母の思いでマイセン・ヘレンド・ローゼンタールなどなかなか高価なカップを使用しています。ひとえにお客さんに楽しんでいただくため・・・そんな思いです。

テーブルやイスは、長野県松本市の松本民芸家具です。居心地がよい、昔ながらの喫茶店という雰囲気づくりを意識しています。無造作に飾られているリアドロの置物や、片岡球子さんの絵などを飾ってあるのもそのためです。

値段が気になる方はマスターに聞いてみてください。

値段が気になる方はマスターに聞いてみてください。

—最後に読者の方へひとこと

足利の中心街(まちなか)が寂しくなる中、なんとか街中に来た多くの方にくつろいでいただきたい。そんな開店当初のル・ボンヴェールの思いを変わらず受け継ぎ、いつまでも癒しの空間を提供できるように頑張ります。おいしいケーキとコーヒーでお待ちしております。

—ありがとうございます。

繊維業者を中心に創設された足利銀行元本店の建物で繊維業をルーツとする飯島さんが煎れるコーヒーを飲みつつ昔ながらの喫茶店を楽しんでみませんか。

日時営業時間:11:00~19:00頃まで
場所Le Vent vert ~緑の風~
栃木県足利市通3丁目2757
備考電話:0284-21-4146
(ケーキが売り切れてしまうと閉店する場合もあります)
定休日:月曜日
駐車場:建物裏手にあります。

※この記事に掲載されている情報は取材当時(2015/07/16)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

※見出し、記事、写真の無断転載はご遠慮ください。

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山田 雅俊

特定非営利活動法人コムラボ 代表理事、あしかがのこと。発行責任者。本業はIT屋。システム開発、Web製作、ICTサポートの経験を生かし、地方都市における情報格差に対し企業・NPO法人の両方から取り組む。趣味のカメラで子どもたちを撮るのが楽しみ。

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