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映画『バンクーバーの朝日』足利エキストラ体験記


映像のまち足利:映画エキストラ

みなさまこんにちは。コムラボ曽根田です。

以前『あしかがのこと。』でも取り上げた「足利市映像のまち構想」をご存知でしょうか。足利市にアジア最大のスタジオを誘致することを核として、市のPRや経済の活性化を行っていく方針のことです。大の映画好きの私としては、大変興味深いおはなしです。

ご存知の方も多いと思いますが、足利市はこれまでも多数のドラマや映画のロケ地として撮影が行われてきました。今現在は、「バンクーバーの朝日」という映画の撮影が行われています。この映画は、第二次世界大戦前のカナダのバンクーバー市で活躍した日系移民の野球軍団の活躍を描いたものです。海外への移住が今ほど定着していなかった時代、「逆境のなかでそれでもなんとか立ち上がろうとした若者」(石井監督のコメントより)の葛藤と努力の末の栄光の軌跡という内容で、公開が楽しみです。この映画撮影のため、足利市の栗田美術館近くにバンクーバーの街並みと球場の巨大なセットが作られています。映画のエキストラも絶賛募集中ですので、興味ある方はこちらから登録をしてみてください。

私も去る3月8日(土)にエキストラ参加してきましたので、以下にそのご報告を。

映画撮影の朝は早く、この日は朝6時までに集合です。着替えや髪型の調整があるので、早めの集合が必要でした。到着すると、エキストラの配役のカードを配られます。私が頂いたのは中流階級役のカード。栗田美術館の別館にプロのスタイリストさんや衣装担当さんがいるので、指示に従うまま髪型のセットや着替えを行います。セクシー路線を目指していた私のロンゲに別れを告げて、プロのスタイリストさんによる1930年代風ヘアスタイル(7:3)に。ここで驚いたのが、本当に仕事が丁寧なこと。細部までしっかりと髪型の調整をしてくれました。衣装は自前の服を着て行ったものがそのまま採用されたので、上着だけお借りして、準備完了です。

他の参加者の到着を待っている間は温かいお弁当とお茶を出して頂けるので腹ごしらえも完璧です。栗田美術館からセットの方へとバスで移動するのですが、次第に視界に入ってくるバンクーバーの街並みは圧巻。このセットも細部にわたって丁寧に作られているので、海外の町をそのまま切り抜いて持ってきたかのようです。東京方面から来ているエキストラの方たち(カナダ人役の外国の方も)や、スタッフの方たちと合流するのも相成って、緊張感と高揚感が高まっていきます。

この日のエキストラの出番は、朝日軍の試合の応援でした。試合会場へ向かう様子や、試合の内容に一喜一憂する様子などいろんな場面の撮影を行いました。適切な指示がされるので何をすればいいかわからず右往左往してしまうということはありませんが、それでも「演技をする」という初めての体験に気恥ずかしさを覚えずにはいられません。けれど、スタッフの皆さんが上手に場を盛り上げてくださったこともあり、お昼前にはまさに野球の応援そのものの声の張りようで、実際私は帰り際には声が枯れるまでになりました。その日だけではありますが、見ず知らずの人たちが集まり一体感を持って物語を作り出す、素晴らしい空間に身を寄せることができました。私は日没までのお手伝いで深い疲労感を感じましたが、スタッフの皆さんはその後も撮影を継続されていて、その体力と情熱に心動かされました。

撮影の様子を見ていて感じたことは、「丁寧さの積み重ね」です。セット自体の細部の積み重ねもさることながら、同じシーンをいろんな角度で撮影したり、入念なテストを行ったり、時には経過する雲を待ったりと。この日に撮影した内容は映画の中の数分にも満たないはずですが、それでも、一瞬一瞬を丁寧に紡いでいくことの継続が映画作りなのでしょう。

これからエキストラへ向かう皆さまへ

日中はだいぶ暖かくなってきましたが、エキストラ参加は主に屋外での撮影になることと思います。撮影シーンの設定上着こむことはできませんが、ヒートテックなどの肌着やももひきを着用して寒さ対策を行いご参加ください。スタッフの皆さまから温かい飲み物やホッカイロの支給など、環境面には多大な配慮をして頂けますが、よりエキストラ参加を楽しむためにも、自分でできる環境作りはぜひとも行うことをオススメします。まだまだエキストラ募集中のようですので、思い出づくりにぜひご参加ください!


※この記事に掲載されている情報は取材当時(2014/03/20)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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soneda

soneda

足利歴6年目突入の九州男児。 足利在住のきっかけは、追い求めた職種がそこにあったから。 都会にも近い程よい田舎加減が気に入っています。 今年は30の大台に突入したので、変化の年にしたい!

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