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上西涼さん(元栃木ウーヴァFC選手)インタビュー 2015年


優勝トロフィーを持つ上西涼さん

優勝トロフィーを持つ上西涼さん

足利にゆかりのある上西涼選手(TuS Erndtebrück所属)がドイツのサッカーリーグの5部Oberliga Westfalen(オーバーリーガ ヴェストファーレン)でシーズン優勝!今シーズンは4部Regionalliga West(レギオナルリーガ ヴェスト)でプレイしています。前回2013年12月のインタビューから約2年ぶりに近況をうかがいました。

—お久しぶりです。近況をお聞かせ下さい。

2013年終わりにHilal Maroc Bergheim(ヒラル モロッコ ベルクハイム)というチームから移籍して2014/2015シーズンは5部リーグTuS Erndtebrück(トゥス エァンテブリュック)というチームでプレイしました。そのチームと2016年6月まで契約を更新しました。2014/15シーズンに5部Oberliga Westfalenで優勝して今シーズンは4部Regionalliga West でプレイしています。

—移籍されたのですね。

はい、移籍する前も色々と大変でした。 チームが降格して、次のビザの更新が難しくなったため、ドイツに残る事が厳しくなりました。 家族にも相談して日本に帰ろうかと思ったんですけど最後まで粘ってみよう、そうすればまた最後の最後で何か良い事あるかも(笑)と思っていました。そうしたら本当にビザを出してくれるチームと契約できました。

上西さんのユニフォーム

—移籍後はいかがでしたか。

移籍してひと安心かと思ったのに、前より少しレベルが上がった分、最初は全く試合に出られませんでした。2軍に行かされたことも何度かありました。けがをしたということもありますが、冬の休みまでは出場はわずか2試合のみ。もしかしたらクビになるかもと思ったりもしました。 冬のリーグ再開までの準備期間も自分だけ練習試合にも出られなかったりして、本当に厳しい時期でした。

—2013年07月、上西さんに1回目のインタビューをさせていただいた際も「最後の最後で決まった」というエピソードをおっしゃっていました。ドイツでサッカーをやるんだという強い意志を感じますが、支えとなっているものは何でしょうか。

(1回目のインタビュー https://www.ashikaga.life/2013/07/kaminishi-ryo/

最後の最後で決められるっていう自信みたいなのはありますね。 そのためには心を折らないことも大事なんですけど。 サッカーはヨーロッパが最高峰だと思っているので、年を重ねるごとにそこに引き込まれてます。

—上西さんが考える「心を折らない」こととは?

自分を信じることだと思います。
毎回、毎日のトレーニングでプレッシャーはありますが仕事だから当然だと思っています。プロとして頑張ることは大事です。でもどれだけ楽しめるかを大事にしたい。サッカーが好きで始めたのは自分なんですから。

世界遺産のケルン大聖堂。いまはケルン(Köln)に住んでいます。

世界遺産のケルン大聖堂。いまはケルン(Köln)に住んでいます。

–ドイツへ行ってから、日本にいる家族とサッカーの話をされますか?

最近、父は気を遣っているのか「お疲れさま」くらいしか言ってこないです。小学生の頃は僕のサッカーについてよく説教をしてきたのに(笑)。母とはサッカーの話はしないですね。

最近は歳をとったせいか、サッカーがうまくいかなかったりしても落ち込んだりしなくなりました。 出来がよくなくても、その日のプレイが今までの「上西涼」の集大成で、それが自分の実力というのを分かっているから。そうなると、あとは改善することしか考えられなくなる。 サッカーの借りはサッカーでしか返せないですし。 とはいえ本当は心の底はめちゃくちゃ悔しい思いでいっぱいなんですけどね(笑)

—その前向きさの原動力は何でしょう。

体力的なものではなくて精神的なところですね。 これまで積み上げた経験の成果でもありますけど、落ち込んだところで何にもならないですし、できなかったことを改善するしかないといつもポジティブに考えるようにしています。 あとは、人のせいにしなくなったというのも大きいと思います。全て自分の責任と思えば改善するための行動に移しやすいですから。

996427066

—上西さんは公約通り(?)2014年の目標を叶えられたわけですね。少し気が早いですが2016年の豊富を教えてください。

今シーズン、自分達は昇格組なのでなんとか残留したいです。 個人的な豊富としては、やはり少しでも条件を上げることです。
今のリーグはドルトムント、シャルケ、FCケルン、メルヘングラッドバッハのセカンドチームなど他にも強豪が多いリーグなので残留するのも大変です。
以前はアマチュアでもプロ並みに頑張らないと、と考えてましたけどやはり両者では自覚が違うと思います。 お金を貰うプロになると、その分頑張ろうと思いますからね。

だからこそプロとしてプレイし続けたいです。

—ありがとうございました。

(写真提供:上西涼、取材:あしかがのこと。山田)


※この記事に掲載されている情報は取材当時(2015/11/01)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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山田 雅俊

特定非営利活動法人コムラボ 代表理事、あしかがのこと。発行責任者。本業はIT屋。システム開発、Web製作、ICTサポートの経験を生かし、地方都市における情報格差に対し企業・NPO法人の両方から取り組む。趣味のカメラで子どもたちを撮るのが楽しみ。

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