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映画「MR.Long/ミスターロン」上映記念スペシャルトークイベント
昨年9月に足利市内で撮影された、SUBU監督作品「MR.Long/ミスターロン』。台湾の人気俳優チャン・チェンを迎え「第30回東京国際映画祭』にて「12月16日公開記念スペシャルトーク」イベントが行われた。
SABU監督とチャン・チェンが劇中に使用した屋台をバックに登場。チャンが学ラン風のジャケットで登場し「みなさん、こんにちは。チャン・チェンです。東京国際映画祭に来れてとても嬉しく思っています。」とあいさつ。SABU監督が広東語で、チャン・チェンの学ラン風ジャケットについて「中学二年生のよう」と声をかけ、会場が爆笑する和やかな雰囲気でトークイベントがスタート。
チャンとSABU監督は2005年にモントリオール映画祭で出会って以来の友人だったと話し、「最初に会った印象はやっぱりかっこいい。クールな殺し屋が似合うタイプだって思った」とSABU監督。チャンも「ずっとSABU監督のファンだった。監督に好奇心があって、もっと良く知りたいと思って話しかけました。今回一緒に仕事をすることになりましたが、好きな監督と一緒に仕事をするのは幸せ。思っていたより寡黙な人で驚きました」と語った。
劇中ではロンがたまたま作った料理が村人の間で評判になり、牛肉麺の屋台を出すという展開を受けて、イベントの司会者から「日頃から料理はするんですか?」と質問が。チャンは日本語で「たまに」と回答、得意料理を尋ねられると「牛肉麺」と即答。SABU監督から「この間は豚汁って言ってたけど?」と話しかけられ「シーッ!」と指を口に当てる仕草をしてお茶目な一面をのぞかせ会場にいるファンを喜ばせていた。
撮影は足利市内の他、東京、台湾高雄市などで行われたが、チャンは「東京の街はとても好き」だといい、「プライベートでも来ることが多い街。よく知っていますし、初めて国際映画祭に参加したのも東京国際映画祭だったんです。東京は僕にとってとても印象深い街です」と語った。
自身が演じたミスター・ロンについても「ここ数年の僕自身を凝縮したようなキャラクターを演じられた。みなさんにぜひ見て欲しい」とアピール。SABU監督は、チャンについて「今回一緒に仕事をして気持ちの面もすごく男前でカッコよくて、撮影中、スタッフがみんな惚れていた。国際的に活躍している人ですから、役者としても他の役者さんとは比べものにならないほどプロフェッショナルな人だった」とコメント。「撮りがいがありました。絵になる方でした」と絶賛。最後にSABU監督から「自信作です」との力強い言葉があり、イベントは終了した。
足利市内撮影場所
北仲通り、梁田町廃屋、五十部町貸家、巴町駐車場、渡良瀬川土手、鑁阿寺、葉鹿公園、篠生神社等
本作は2017年12月16日より新宿武蔵野館その他で上映。2018年2月3日より足利市内の映画館ユナイテッド・シネマ アシコタウンあしかがで上映スタート。
※この記事に掲載されている情報は取材当時(2018/02/11)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。
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早川 雅裕
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